ナイキズームエリート9を購入して約1年が経ちました。1年間このシューズを履いてみた感想をご紹介します。
重さ
まず重さですが、約233gということで、同じナイキの上位モデル「ズームフライ」よりも軽量となります。「ズームフライ」を履いてから、このシューズを履くと、実際少し軽く感じます。また、「ズームペガサスターボ」とは、同じくらいの重さになります。重さに関しては、スピードランナーが履くにも問題なく履けるシューズであると思います。
ズームエリート9 | ズームフライ | ズームペガサスターボ |
約233g | 約248g | 約238g |
履き心地
一番の印象が、「やわらかい」感覚です。エアズーム技術が採用された、クッション性に優れているシューズであると思います。また、アッパーのフィット感もよく、足をやさしく、しっかり包んでくれているイメージがします。軽量で、クッション性もフィット感もよく、総じて非常に走りやすいシューズです。ただ、反発力は、「ズームフライ」などに比べると強くなく、「ズームフライ」を履いてからこのシューズを履くと、なんとなく物足りない感じになります。しかし、癖がないシューズですので、サブ4〜3.5を狙う幅広いランナーに満足いただけるシューズであると思います。また、クッション性や履き心地の良さは、足の負担をどれだけ軽減できるかが重要になる、フルマラソンに向いていると考えます。
デザイン
デザインも非常に良いと思います。「ズームフライ」や、「ズームペガサス」などのシリーズと連動したスタイリッシュなデザインです。色使い等は、「ズームフライ」よりかっこ良いモデルもあると思います。
耐久性
このシューズは、主にレースに使用していたため、購入は1年前ですが、現在の走行距離はだいたい150km〜200kmくらいだと思います。外観は、美しい方だと思いますが、アウトソールが少し劣化しています。特に、かかと部分の外側の削れ具合が著しいです。これは、私の走り方の問題でもあるかもしれませんが、このシューズのアウトソールの耐久性はあまり良くないかもしれません。練習で常に着用するよりは、レースや、練習のポイントで使用した方が長持ちすると思います。
まとめ
このシューズには、ナイキのズームフライのような、著しく個性的な要素はありませんが、非常に履きやすいシューズです。サブ4〜サブ3.5のランナーがフルマラソンのレースに使用するのにぴったりのシューズであると思います。私もこのシューズでフルマラソンを走っていましたが、豆ができたり、足を痛めたりすることもなく、非常に快適に走れました。ナイキの中では、「ズームフライ」や、「ズームペガサス」に隠れて目立たないモデルになっているかもしれませんが、かなりおすすめのシューズです!