【平均ペースと使用シューズで振り返る】第96回箱根駅伝(2020年開催)

2020年正月に開催された第96回箱根駅伝の区間記録を平均ペースや使用シューズで振り返ってみます!

区間賞記録(平均ペース&着用シューズ)

1区 21.3キロ

米満怜(創価大学)

1時間1分13秒

平均ペース 2分52秒/km

区間記録:1時間1分6秒(07年東海大・佐藤悠基)

シューズ:ナイキ ヴェイパーフライ NEXT%(ピンク)

コース:ほぼ平坦なコースでスピード勝負の区間。

2区 23.1キロ

相沢晃(東洋大)

1時間5分57秒 区間新

平均ペース 2分51秒/km

従来記録:1時間6分4秒(09年山梨学院大・M・モグス)

シューズ:ナイキ ヴェイパーフライ NEXT%(Ekidenカラー)

コース:往路最長区間。権太坂等起伏が多く難易度が高いコース。

3区 21.4キロ

Y・ヴィンセント(東京国際大)

59分25秒 区間新

平均ペース 2分46秒/km

従来記録:1時間1分26秒(19年青学大・森田歩希)

シューズ:ナイキ ヴェイパーフライ NEXT%(Ekidenカラー)

コース:横からの海風が気になる区間。

4区 20.9キロ

吉田祐也(青学大)

1時間0分30秒 区間新

平均ペース 2分53秒/km

従来記録:1時間0分54秒(19年東洋大・相沢晃)

シューズ:ナイキ ヴェイパーフライ NEXT%(ピンク)

コース:平地の最短区間。終盤には上りもあり。

5区 20.8キロ

宮下隼人(東洋大)

1時間10分25秒 区間新

平均ペース 3分23秒/km

従来記録:1時間10分54秒(19年国学院大・浦野雄平)

シューズ:ナイキ ヴェイパーフライ NEXT%(Ekidenカラー)

コース:山上りのもっともきついコース。高低差864mもあります。

6区 20.8キロ

館沢亨次(東海大)

57分17秒 区間新

平均ペース 2分45秒/km

従来記録:57分57秒(19年青学大・小野田勇次)

シューズ:ナイキ ヴェイパーフライ NEXT%(Ekidenカラー)

コース:山下り。カーブが多く、下りをハイスピードで走り続け足に負担が大。

7区 21.3キロ

阿部弘輝(明大)

1時間1分40秒 区間新 

平均ペース 2分53秒/km

従来記録:1時間2分16秒(18年青学大・林奎介)

シューズ:ナイキ ヴェイパーフライ NEXT%(Ekidenカラー)

コース:全区間中、この区間が一番走りやすいと言われています。

8区 21.4キロ

小松陽平(東海大)

1時間04分24秒

平均ペース 3分00秒/km

区間記録:1時間3分49秒(19年東海大・小松陽平)

シューズ:ナイキ ヴェイパーフライ NEXT%(Ekidenカラー)

コース:遊行寺の上り坂が特徴です。

9区 23.1キロ

神林勇太(青山学院大学)

1時間8分13秒

平均ペース 2分57秒/km

区間記録:1時間8分1秒(08年中央学院大・篠藤淳)

シューズ:ナイキ ヴェイパーフライ NEXT%(Ekidenカラー)

コース:距離が長く、逆転がおこりやすい区間となります。

10区 23.0キロ

嶋津雄大(創価大)

1時間8分40秒 区間新

平均ペース 2分59秒/km

従来記録:1時間8分59秒(07年順大・松瀬元太)

シューズ:ミズノ
コース:最終区間。もっとも盛り上がるコース!

まとめ

平均ペース

もっとも速い平均ペースは、6区山下りの東海大館澤選手のキロ2分45秒というペースです。山下りは、平地より速いペースとなるので当然の結果ではありますが、すごいスピードです。私は6区を観戦していましたが、館澤選手のペースは際立って速かったですね。しかし!注目は、3区東京国際大学のY・ヴィンセント選手のキロ2分46秒!!!!山下りとほぼ同じ!ありえないです!従来の区間記録を2分近く更新しています。ハーフマラソンに換算すると、58分34秒くらい。これ世界歴代4位相当の記録です。いやすごすぎるでしょ!!あとは、山上りの5区の東洋大宮下選手は、キロ3分23秒のペース。これはフルマラソン換算だと2時間22分のペース。あの上りをこのペースで走るのもありえない速さですです。また、2区で区間記録を更新した東洋大相澤選手の平均ペースは、キロ2分51秒。このペースをハーフマラソンに換算すると1時間00分07秒。日本記録の設楽悠太選手の1時間00分17秒を更新するペースとなっています!!!ハーフより長い距離を走っていますから、相澤選手の記録のすごさがわかるでしょう。平均ペースを見てみると、いかに学生ランナーがすごいかが見えてきますよね。

使用シューズ

区間賞をとったランナー10人中9人が、ナイキ ヴェイパーフライ NEXT%着用です。これは約80%の箱根出場選手がこのシューズを着用していることを考えると当然の数字ですが、記録にこのシューズの効果がないとは言えない状況です。しかし大事なのは、このシューズを履きこなす走力とシューズのテクノロジーが調和しないと記録は生まれないということです。学生ランナーの練習の賜物といえるでしょう。

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