初心者から上級者まで幅広いランナーに愛用されているズームペガサスシリーズの新作「ズームペガサス35」と、ひとつ前のモデル、「ズームペガサス34」の違いをレポートします。
履き心地
購入してから数ヶ月履いてみましたが、まず一番の感想が、ソールの感覚がやわらかくなったこと。つまり、クッション性が高まった感じを受けます。34では、遅いペースで走ると少し硬い感じがしていましたが、35はゆっくりペースでもやわらい感じでクッション感があります。私は、ズームエリート9も愛用していますが、ズームエリートのソールのやわらかさに似ています。また、キロ4分台で走ると、心地良い反発力も生まれます。ズームフライも愛用していますが、ズームフライほどの反発力や推進力はないものの、感覚的には近づいたのではないでしょうか。これまでは、トレーニング専用と思っていましたが、サブ3.5狙いのランナーなら、レース用の勝負シューズにも充分使える逸品だと思います。
デザイン
デザインは、34にくらべてスタイリッシュになりました。34は少しチープな匂いもする、いかにもランニングシューズ的ななデザインでしたが、35は普段履きもできそうなくらいのデザインです。特に私が購入したブラックは、ランニングシューズ感がおさえられていて、かっこいいですよ。アンダーアーマーのデザインに近いですね。
ソールの仕様
ソールの厚みは34にくらべて厚くなりました。ズームフライと同じようなソールの形状になっていますね。この、履いたらしわしわ感になるのも、ズームフライと同じです。このソールにより反発感と屈曲性を両立しているということです。
かかとのソールの形状
かかとのソールの形状が変化しています。34では、丸みを帯びて、外側に少しあがる傾斜がかかった形状でしたが、35は、フラットな形状に。また35では、後ろ側にソールがせり出したデザインになっています。これは着地の安定をねらったデザインということです。
ソールの底面の形状
底面の形状も変わっています。34はブツブツ形状がひし形のみであったのが、35では少し長めのひし形の形状のものも追加されています。
価格
ズームペーガサス34の価格は、現在はお求めやすくなっています。35は新製品だけに一万円以上する場合が多いですね。練習用に34、レース用に35ということで両方ゲットも良いかもしれないですね。