8月に発売された「ナイキ ズームペーガサスターボ」を購入したので、レビューします。
目次
「ナイキ ズームペガサスターボ」とは?
「ナイキ ズームペガサスターボ」は、サブ4〜サブ3ランナーまでのトレーニングモデルとして人気の「ズームペガサス」の外観をベースに機能性を進化させたシューズで、2018年8月に新発売されました。「ズームヴェイパーフライエリート」や「ズームヴェイパーフライ 4%」のような感覚を味わうことができるシューズ、というのがナイキ社の売り文句となっており、同じ「ナイキ ズームX フォーム」のミッドソールと流線型のかかとを取り入れています。
「ズームペガサスターボ」のスペック
「ズームペガサスターボ」の重量は?
重量は238gで、「ズームペガサス35」より、かなり軽量化しました。さらに、スピードランナー向けのシューズ「ズームフライ」よりも軽量となっています。履いた感覚でも「ズームペガサス35」より、かなり軽いと感じます。「ズームエリート9」と同じくらいの軽さのイメージです。
ズームペガサスターボ | ズームペガサス35 | ズームフライ |
238g | 281g | 248g |
※28cm片足での測定
ミッドソールに「ナイキ ズームX フォーム」を採用
ミッドソールに、「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」と同じ、「ナイキ ズームX フォーム」を採用しています。「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」といえば、フルマラソンの世界記録や日本記録を出した選手が履いていたシューズで有名なシューズですね。「ヴェイパーフライ 4%」にはカーボンプレートが入っていますが、「ペガサスターボ」には、カーボンプレートは入っていないのが違いです。
ワッフル状突起のアウトソール
「ズームペガサスターボ」のアウトソールには、ワッフル状の突起が仕込まれています。このワッフル状の突起により、衝撃が吸収される仕組みになっています。「ズームペガサス35」のアウトソールにも、数は少ないですが同じようなワッフル状の突起がありますね。「ズームペガサスターボ」は全面にこの突起があるのが特長的です。また、アウトソールに突起がない「ズームフライ」とは明確な違いになりますね。
長く愛用できる安心の耐久性
「ズームペガサスターボ」の耐久性は800kmとも言われています。ズームフライより、かなり耐久性はあると思います。これだけの耐久性があればレース専用シューズにしながらも、普段のトレーニングにも活用できるのが魅力です。
デザイン
デザインは、「ズームペガサス35」と同様の形状でデザイン違いというようなイメージです。アッパーの素材も同じでメッシュ状になっています。個人的には、同じブラックなら、「ズームペガサス35」の方が格好良いと思いましたが、「ズームペガサスターボ」の方が、よりレースシューズに近づいたデザインとも言えるでしょう。
「ズームペガサスターボ」を履いてみた感想
「ズームペガサス35」にはない反発力
「ズームペガサス35」と比べると、硬いイメージで反発力が増した感じです。アッパーのフィツト感は、ズームペガサス35とほぼ同じような感覚です。「ズームペガサス35」の履きやすさを残したまま、よりスピードに対応できるシューズになったイメージですね。キロ5分台でのジョグでも気軽に履けるシューズですし、キロ4分台にあげた時は、しっかり反発を感じ、スピードに対応してくれます。
「ズームフライ」ほどの反発力はないが、ストレスフリーに履ける
「ズームフライ」と比べると、「ズームフライ」ほどの反発力や、前へ押し出す推進力は感じません。しかし、「ズームフライ」で感じるソールの高さによる不安定感のようなものや、前への傾斜で感じるストレスのようなものはなく、自然体で履けるシューズというのが一番の感想です。この自然体で履けるシューズという特長は、長時間、足に負担がかかるフルマラソンのレースにぴったりのシューズと言っていいのではないかと思います。
まとめ
「ズームペガサスターボ」は、ズームフライのような癖がなくスピードにも対応できるシューズとなっており、サブ4〜サブ3まで幅広い選手のフルマラソンのレース用シューズとして活躍することは間違いないです。私も、ずっとトレーニング用に「ズームペガサス」シリーズを愛用してきましたので、「ズームペガサス」の履き心地のままでスピードにも対応できる、このようなモデルは自分が待ち望んでいたシューズとなりました。また、これまでは「ズームフライ」をレースで履いていましたが、前への傾斜の関係でどうしても親指がアッパーに当たる感があり、フルマラソンで履くと親指の爪が潰れるのではと億劫になっていました。今シーズンのレースシューズは、「ズームペガサスターボ」で決まりです!
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