マラソンや、駅伝のスタート前になると、みんな一斉に足をパチパチ叩きだす光景がありますよね。陸上のプロの選手がスタート前にしているのをテレビでもよく目にするかと思います。あの、足をパチパチをする行為に何の意味があるのでしょうか?いろいろ調べてみると、いくつかの推測がありましたのでご紹介します。
刺激を与える
緊張や、冷えなどで、反応が鈍っている筋肉や、神経に刺激を与える意味合いが強いようです。叩くことで反応をよくするわけですね。いわゆる、「喝」を入れるということになりますね。相撲取りが、取り組み前に、身体や頰を叩くのと同じですね。
筋肉をほぐす
筋肉を叩くことには、どちらかというと、ほぐす効果があるようです。肩たたきも一緒ですね。硬くなった筋肉をほぐすために、手で足を叩いている方も多いのではないでしょうか。寒い日のレースなどは、特に足の筋肉が硬直した感じはしますよね。ただ、あまり強く叩き過ぎて痛めても困るので、加減は必要ですね。
ルーティン
スタート前のお決まりの儀式的なものという一面もあります。心を落ち着かせるためのおまじないみたいなものですね。スタート前は、足をパチパチたたいて、準備をしないと落ち着かないという選手も多いかと思います。イチロー選手も、打席に入ると、身体を触ったり、バットを回したりしますよね。あれと同じですね。
他人の真似
何に効果あるかわからないけど、みんながやっているのを見たり、テレビで選手がよくやっているのを見て真似ている人も多いと思います。なんとなく、プロっぽくてカッコ良いですもんね。
まとめ
このように、足を叩くことが、ものすごく筋肉に良い影響を与えたり、けが防止につながるという意味合いはなく、メンタル的な意味や、走る前の刺激入れのような意味合いが強そうな感じです。私も実は、いつもこの足を叩く行為をやっていますが、最初はみんなやっていたので、足に良いものだと思ってよくわからないけど真似ていました。そのうちに、この行為をしないと落ち着かなくなり、ルーティン的なものに変わっていきました。また、この行為をすることで「よしやるぞ!」という気持ちにもなりますね。スタート何分前のコールが鳴る時にまわりを見渡すと、足を叩いている人、ジャンプしている人、深呼吸している人、みんなそれぞれのお決まりの行為があっておもしろいですね。とにかく、足を叩くことにマイナスはないようですね!